Enigma 解説
The Enigma I will not explain —— its 'dark saying' must be left unguessed, and I warn you that the apparent connexion between the Variations and the Theme is often of the slightest texture; further, through and over the whole set another and larger theme 'goes' but is not played ... So the principal Theme never appears ...
概要
https://youtu.be/q9l9VBesuJE
投稿日:2023.10.05(Re:2024.02.24)
歌唱:名前シレズ
BPM:130 / 175(SCのみ)
Scale:D Locrian / Dd Locrian(SC) / Ab Ionian(SC) / Adb Ionian(SC) / G Locrian(SC)
Self-Cover(Y)↓https://www.youtube.com/watch?v=5fXx4IyZO10
解説
まずはモチーフからですね
とりあえず異世界が主なテーマです
原曲は7回、Self-Cover版は13回拍子が変わりますが、これはエドワード・エルガーのエニグマ変奏曲のオマージュです
7(14)つの変奏は私の友人や先輩、後輩の中でも特に親しい(と勝手に思い込んでる)方々をイメージしてます
主題 (2/4)
イントロ後です
ドラムが入ってからの繰り返しが4回ではなく3回なのは聞き手に準備をさせないためです()
第1変奏 "U.N." (7/4)
Those who knew U.N. will understand this reference to one whose life was a irregular and delicate inspiration.
いきなり読めない言葉&謎の言語です
歌及びドラムのリズムは少し軍歌を意識してます
第2変奏 "I.N." (5/4)
Her characteristic run over the pads is here described as a flowing vein.
歌詞がなくなりました
第1変奏よりも滑らかに音と音を繋いでいます
あとドラムは微妙に落伍のを持ってきてます
第3変奏 "T.C." (11/4)
The Variation has a reference to T.C.'s presentation of the conflict of the protagonist of a comedy-tragedy in his theatricals.
主題の変化ですが、11拍子ということもあってかどこか不安定に感じますね
何気に4→11は結構面倒です
第4変奏 "R.S." (3/4)
This measure is some suggestions of the trustful attitude to him from the bohemians.
1小節だけです
ドラムが全体をサビへと引っ張ります
第5変奏 "N.T." (2/4)
His humorous conversation was broken up by an unknown reason.
無音です
第6変奏 "S.L." (7/4)
This is built something out of understanding and, for a moment, out of common sense.
サビです
やや盛り上がりに欠けますが、これはSelf-Coverを前提に作った曲なので仕方ないですね()
第7変奏 "S.R." (2/4)
A well-known revolutionary in the country of colors. The seriously mood is mere banter.
アウトロです
主題の変化です
とまあこんな感じです
どれが誰だかわかりますかね
分かった方は是非言ってください
また、変奏の数とそれぞれの拍子の分子が素数になってます
解説(Self-Cover)
ということでSelf-Cover版も
テーマは原曲と同様ですが、より異世界でのヒット作感が出るようなアレンジにしてます
ジャンルはSemi-Picopico Obviously Ordinary Kawaii Enigmatic DnB、略してspookedです()
第1変奏から早速シンセの音が入ってますね
あとドラムも生音っぽいのとシンセっぽいのを重ねてます
そして何よりも特筆すべきは可愛らしいリコーダーソロ(微分音Locrian)!!!
こりゃもうたまらないですね()
あと微分音パートですが、リコーダーは常に微分音スケールのルートに対して2度上を奏でています
ずっと2度上ってなかなかなさそうだよなってのでやってみました
ってことで変更点です
主題 (2/4)
シンセが入ってポップな感じになりました
第1変奏 "U.N." (7/4)
ピアノにかかってるエフェクトが微妙に違います
第2変奏 "I.N." (5/4)
金属などを叩く音が追加されてます
第3変奏 "T.C." (11/4)
ここのシンセ好きです
第4変奏 "R.S." (3/4)
ドラムの音だけ変わってます
第5変奏 "N.T." (2/4)
無音です
第6変奏 "S.L." (7/4)
サビがドロップに変化しました
前半のリコーダーソロが可愛らしいです
後半はシンセも入ってもうカオスですね
裏で鳴ってる歪みまくったベースがいい味出してます
第7変奏 "S.R." (2/4)
アウトロがビルドアップに変化しました
BPMが上昇し始めます
ではここから新規パートです
第8変奏 "K.U." (2/4)
He was more connected with music than any others of the companions.
Xenosekaiのシンセが入ります
第7変奏と交互に2度来ます
2度目ではBPMの上昇が175で止まり、3度目の第7変奏からの第9変奏を経てサビに入ります
第9変奏 "T.K." (5/4)
The Variations are not all "portraits"; some represent only a mood, while others recall an incident known only to two persons.
ブレイク風です
Xenoちゃんがウインクしてますね
第10変奏 "Xenos" (2/4+2/4-Triplet)
The pseudonym is adopted from Planaria's Capriccio. The movement suggests a dance of fairy-like lightness.
サビです
Xenosekaiのメロディに3連符のドラムが加わったことでより疾走感が出ていますね
後半はしっかり微分音リコーダーもいます
あとここは誰か特定の人物をモデルにしてるわけではないです
第11変奏 "K.D." (11/4)
The Variation, however, has nothing to do with K.D. This measure was suggested by his favorite monster falling down into dis.
Xenosekaiのサビ後がリコーダーと金属等のパーカッションに置き換わりました
しかしBPMの下落は130で止まり、第12変奏に移行します
第12変奏 "I.F." (7/4+7/4-Triplet)
I.F, an anonymous amateur music composer - an acid-tongued & devoted friend.
2度目のリコーダーソロですが、金属等のパーカスが3連符7拍子です
テテテテンって感じのドラムのリズム良いですよね(?)
第13変奏 "* * *" (2/4+2/4-Quintuplet)
The asterisks have been identified as replacing the name of a friend who was, already dead at the time of the composition.
アウトロです
主題の変化ですね
原曲の第7変奏とは異なり、金属等のパーカスは5連符2拍子です
第14変奏 "butcher" (2/4)
This 'Variation' is merely to show what "butcher" (a "paraphrase" of a pseudonym for the writer) intended to do. References made to Var. I (U.N.) & to Var. IX (T.K.), two great influences on the life and art of the composer, are entirely fitting to the intention of the piece. The whole of the work is summed up in the triumphant broad presentation of the theme in Locrian.
おまけ
これだけ「可愛い」を前面に押し出しているSelf-Coverですが、これの元ネタ(?)と言えなくもないのが合成元のXenosekaiです
たまには作風変えてみるかというノリでTwitterでアンケートを取ってみたところ可愛い系が1番人気という結果になり、色々試行錯誤してみた結果、奇妙で異質なXenosekaiが生まれたのです
曲はめちゃくちゃ気に入ったものの、あまりにも可愛さが足りなかったために生み出されたのがXenoちゃんです
可愛いですね
やはり世の中ルッキズム、Xenoちゃんが動画の中央にいるだけで何だか可愛い曲に思えてきませんか?()
ちなみにXenosekaiもXenoちゃんも神に名を授かったものです
そんな最強の奇想曲と最狂の変奏曲が融合したものがこちらのSelf-Coverになります
という感じでした
どうでしたか?
ではまた